何が新しく出たのか
進行性淡明細胞型腎細胞がんを対象とした新しい併用療法が、米食品医薬品局(FDA)から承認されました。エーザイの「レンビマ」と米メルクの「ウェリレグ」を組み合わせた治療法です。日本経済新聞(2026年9月29日)
この承認は、免疫チェックポイント阻害薬の治療後に病気が進んだ成人患者が対象です。臨床試験では、既存薬と比較して疾患の進行または死亡のリスクを26%低減することが示されました。
また、がん治療薬の開発を支える技術としても変化が見られます。人工知能(AI)を活用し、薬の候補となる分子の結合をシミュレーションする取り組みが進んでいます。これにより、開発期間の短縮や成功率の向上が期待されています。Forbes JAPAN(2026年10月2日)
どこで受けられるのか
今回承認されたのは米国の規制当局によるものです。日本での承認状況や保険適用の有無については、主治医に確認が必要です。一方、国内では様々ながん種を対象とした治験(臨床試験)が行われています。
例えば、国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)や静岡県立静岡がんセンターなどでは、非小細胞肺がんや大腸がんなどを対象とした新しい薬剤の試験を実施しています。これらの施設では、標準治療では効果が得られない場合などの条件を満たす患者さんの募集が行われていることがあります。
いま治療中の人が知っておくこと
海外で承認された薬が、すぐに日本でも使えるわけではありません。過去数年のデータによると、米国で承認された薬の半数は日本では未承認のままです。いわゆる「ドラッグロス」と呼ばれる状態です。日本経済新聞(2026年9月28日)
新しい治療法が登場しても、それがすべての人に適しているとは限りません。現在の体調や病状、これまでの治療歴によって選択肢は異なります。
- 海外の承認ニュースと日本の承認状況には時間差があることを理解しておきましょう。
- 治験への参加を検討する場合は、実施機関の条件や負担について詳しく聞き取りましょう。
- 効果や副作用のバランスについて、必ず主治医・医療スタッフと相談してください。
どこで受けられるか
| 病院 | 地域 | 内容 | 根拠 |
|---|---|---|---|
| 国立がん研究センター東病院 (National Cancer Center Hospital East) | 柏市 | 非小細胞肺がん等の治験実施 | 資料 |
| 静岡県立静岡がんセンター (Shizuoka Cancer Center) | 駿東郡 | 非小細胞肺がん等の治験実施 | 資料 |
出典
- エーザイの「レンビマ」、腎細胞がんの併用療法が米で承認取得 — 日本経済新聞, 2026-09-29
- 医師が読み解く「AIとがん治療」、創薬・早期発見・治験を変える7 ... — Forbes JAPAN, 2026-10-02
- 米国承認の新薬、日本で半数使えず がんや難病薬「ドラッグロス ... — 日本経済新聞, 2026-09-28
この記事は公開資料を整理した情報であり、医療上の助言ではありません。治療に関する判断は必ず主治医・医療スタッフと相談してください。資料確認日: 2026-10-03
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