抗がん剤治療中、どのように過ごせばよいですか
朝起きても体が重く、思うように動けない日があります。家事や用事が手につかず、罪悪感を感じてしまうこともあるでしょう。
まずは「何もしなくてよい」と自分を許してください。主治医・医療スタッフの案内が最優先です。
なぜそのだるさは取れにくいのですか
休息だけでは改善しにくい疲労があるため
がん患者さんの30〜60%にみられる倦怠感(CRF)は、単なる疲れとは異なります。休息をとっても改善しにくく、治療後も約3分の1の人に続く可能性があります(国立がん研究センター東病院緩和医療科)。
抗がん剤投与後3〜14日目頃までは、貧血などの影響で特にだるさを感じやすい時期です(AZ Oncology)。
エネルギーの消耗パターンが変わるため
同じ姿勢でいるだけでも、体はエネルギーを使っています。腕を支え続けたり、画面を見つめたりする動作も負担になります。
回数を重ねるごとに疲れを感じやすくなる場合もあるため、自分のペース配分を見つけることが大切です。
もう少し楽に休むにはどうすればよいですか
体調に合わせて動きを調整する
肩まわしや腹式呼吸は、寝たままでもできる運動です。全身のリンパの循環を良くし、緊張をほぐす助けになります(がんクラス)。
40℃程度のお風呂や足湯も、副交感神経を刺激してリラックス効果をもたらします(昭和大学群馬病院)。
環境を整えることも、疲れにくく過ごすコツです。昼寝は30分以内を目安にし、長時間寝て疲れが強まるのを防ぎます(昭和大学群馬病院)。
倦怠感のパターンを日誌に記録し、動けるうちに用事を済ませるなど、スケジュールを調整しましょう(筑波大学附属病院)。
体を支える道具を使うと、無駄な力を使わずに休めます。以下は代表的なサポートアイテムの比較です。
| アイテム | 主な役割 | 使い方のポイント |
|---|---|---|
| ひざ掛け | 保温・安心感 | 冷えを防ぎ、リラックスを促します |
| 背もたれクッション | 姿勢の保持 | 腰への負担を減らし、楽な角度を作ります |
| 腕を支えるクッション | 肩の脱力 | 腕の重さを預け、肩こりを防ぎます |
| スタンド | 視点の固定 | 首を下げずに画面や本を見られます |
さらに、膝の上に置いて両腕をのせられる「FIRMFLEX(ファームフレックス) レベルアップクッション」も選択肢の一つです。ベッドやソファでは「rest」タイプ、肘掛け椅子や車椅子では「CHAIR」タイプが適しています。
体格の大きい方には「WIDE」タイプがあり、カバーは洗濯可能で上面は防水仕様です。無理のない範囲で、自分に合うものを探してみてください。
今日からできることをいくつか挙げます。
- 30分以内の短い昼寝を取り入れる
- 寝ながらできる腹式呼吸を試す
- だるさのピーク時間を記録しておく
つらいときは、専門の相談窓口を利用することもできます。国立がん研究センターのがん情報サービスや、各地のがん相談支援センターでは、日常生活の工夫に関する相談が可能です(国立がん研究センター がん情報サービス)(静岡がんセンター)。
この記事は公開資料を整理した情報であり、医療上の助言ではありません。治療に関する判断は必ず主治医・医療スタッフと相談してください。資料確認日: 2026-10-06
やすらぐ時間のために
家で過ごす時間が長くなるほど、体を支える小さな道具が一日を変えます。
- FIRMFLEX レベルアップクッション — 膝の上にのせて両腕を置くと、腕の重さをクッションが受け止めます。ベッドやソファで本・スマホ・テレビを長く見ても肩が疲れにくくなります。ベッド・ソファは150、肘掛け椅子・車椅子はCHAIR、体格の大きい方はWIDE。カバーは洗濯でき、上面は防水生地です。レベルアップクッション150を見る(FIRMFLEX公式楽天市場店)
- 軽いひざ掛け — 体温が下がりやすい午後に、脚と手を包みます。
- ブックスタンド・タブレットスタンド — 画面を目の高さに上げ、首を下に向ける時間を減らします。